恋愛応援部

1

恋愛応援団を結成し、早2週間が過ぎようとしているころ。
私は教室の窓から外を眺めていた。
もちろん今は授業中、先生は黒板に向かってなにやら字を書いている。
私の席は一番後ろの窓側、つまりほとんど見つからない場所でる。
私はこの席を気に言っていた。

私も今年で三年になる、もう受験だというのにこんな事してていいのか?
と、思われても無理はない。
しかし、今だけ……高校だけは遊んでいたい。
人生で一番楽しみたい、ずっとそう考えてきた。
自分への甘さがわがままへと変わり皆を困らせてることくらい馬鹿な私にだって築いていた。
しかし、直そうと思っても直るものではない。
だから直さない……ってこれもわがままね……。

私は席を立つと、教室を出て生徒会室へと向かった。
私はあの場所で一番偉い人になれる、お姫様や、お嬢様にだってなれる。
そんな夢見たいなこといっていっつも夢にひたって結局現実なんて焼け野原。
私の恋も一生叶わないだろうし、彼は優しいからきっと私を傷つけないようにするだろう。

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