ー君は俺の光ー[1]
「気にしなくてよかったのに。…あ、えーっと…名前!名前なんて言うの?俺は綿瀬 久美。」
名前を聞いていなかったのを思い出し、聞いてみる。
これから少し関わらなければならない相手だしね。
「えっ、あっ…たっ、谷口 詔子ーたにぐち しょうこーです。」
「詔子さんね。オケオケ♪」
顔を覗き込むような形で言うも、バッと顔を逸らされてしまった。
…泉李ならともかく俺そんなに怖い顔してるかな?う〜ん…笑顔の練習でもしてみるか?
ガチャッとドアが開き「すみません、遅くなりました」と言いながら柏木が運転席に座る。