志ーこころー 【前編】─完─
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
山崎「今ならまだ話を聞く。志乃、俺らの気持ちを踏みにじるな」
……
志乃「……卑怯者ッ………………」
山崎「それが俺の……俺らの仕事や……」
そう言われてあたしは悲しくなった
これからお前はこういうことをしていくのだぞ、と 身を持って言われているような気がして
それに……と、あたし
史実をあたしが言ってしまった時のリスクを考える
これを言ってしまうことで、きっと彼らはあたしの想像のつかない策略を巡らすであろう
思いつくところでは”芹沢粛清”
彼らは芹沢を邪魔者だとも思っている……と思っている
きっとあたしの思惑通りにはことが進まないように根回しをするであろう
信頼している仲間だからこそ、あたしは救いたい
その為には真実を隠し、あらゆるものを視野にいれて、情報収集しなければならない
ここは現実。
史実のみに頼っていてはいけない
この目で、この耳で、見て聞いて感じたものだけがこの世界の真実
あたしが導かねば