弁護士シリーズ作品第1弾!
『身勝手な弁護士』
達哉の事があったからかも?知れない…
でも晧覬は達哉と明らかに違う…
必ず言った事は実行する。
でも私は達哉の事があって以来、確かに人の死に対して臆病に成り自分の感情は全て隠し通して来た。
それを今更、全部だせと言うの?
そんな事は無理…
あの時にあの感情は置いて来た。
達哉と一緒に…
私の醜い嫉妬心。
私の身勝手さ。
私の哀しみ。苦しみ。辛さ。
全てを達哉の元に置いて来て今の私が居るのに前の私に戻れと晧覬は言うの?
私には耐えられない
耐えられないから…
全ての感情を達哉の元に置いて来た。
……………………。
〔瑠璃…貴女は達哉が亡くなった時どんな感情でしたか?僕には全てを棄てた様に見えました。新しい人生も受け入れない。感情も思考も全部、達哉と共に棄てたと思いました。僕はそんな貴女を見て正直辛かった…。僕が元に戻したい!そう思いました。だから…だから弱虫で臆病で甘えたで泣き虫な瑠璃でいいんですよ。強く成る必要はありません。頑張らなくていいんです。少しずつ僕と二人で進んで行けばいいんですよ。〕
…………………。
この人はどこまでも私の事を考えて話をしてくれる…。
私は晧覬の為になにが出来る?