弁護士シリーズ作品第1弾! 『身勝手な弁護士』



『オホン!!』


????????


晧覬が私を離すと…



『いつまで見せびらかすんですか?』

……………………。

『ここは病院でラブホじゃありませんよ』

……………………。

『仲がいいのはいい事ですが…それ以上は病院内でご遠慮、願いますからね。』

……………………。


桐生先生…


〔昴先輩。急に現れるとびっくりするじゃ無いですか!〕


『僕はちゃんと3回もノックしましたよ』


……………………。
全然、気付かなかったんですが…


『ノックしても返事が無いから脱走したのかと思って扉を開けたらいきなりラブシーンですからね…。しかも強烈なディープキスですよ…。』

……………………。

〔昴先輩も羨ましかったら見せびらかせばいいじゃないですか?あっ!相手いなかったんですよね?〕


晧覬!!
それは…
それは禁句!!


『晧覬君?君は今、僕になんておっしゃいましたか?』


ひょえぇ~
桐生先生が!
キレる寸前だ!!


私は晧覬と桐生先生を交互に見て…


二人とも止めて下さいよ!ここは病院です!喧嘩をするなら勝手に外でやって下さい!

そう言うと…


『瑠璃ちゃん?説得力ないよ!』

桐生せんせぇ~





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