中距離恋愛
葵ちゃんにそんな風に言われて、すごく嬉しかった。
お父さんとは、まだあまり話をしていないけど、お母さんとも、葵ちゃんとも、剛の家族と上手くやっていけそうで安心した。

「そうだ、お姉ちゃん。
もうすぐここに、ウェディングプランナーさんが来るからね。
お姉ちゃんが結婚するって話をしたら、¨ぜひ、うちのホテルで¨って。
まだ早いかも知れないけど、パンフレットだけでも見てみて」
そう言うのは美冬。

それを聞いた母親2人は、スターホテルで式を挙げることに大賛成。

「…そうね。美冬、もちろん家族割引あるんでしょう?
それに確か昨年、教会を新しくしたばかりよね」
これは私の母。

「こんな有名なホテルで挙式が出来るなんてステキねぇ。
式場なんて、まだ考えてないでしょ?
せっかくだから、美冬ちゃんの特権、使わせてもらったら?」
こちらは剛のお母さん。

母親2人がこう言うとなると、95%以上、スターホテルで決定だ。

そんな話をしていると、「失礼いたします」
と声がして、スッと襖が開いた。

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