中距離恋愛
「宮本さん。
申し訳ないけど、ノートパソコンを持ってきてもらえるかな?」
「はい、分かりました」

菊池さんに言われて、宮本さんはノートパソコンを取りに行った。
その間、菊池さんは私たちに質問をする。

「篠田さまは中学校の先生で、柳沼さまは保育士さんですよね?
学校の先生ですと、夏休みに入ってすぐの7月下旬とか、学校行事の少なめの11月とかが多いみたいですが、ご希望はございますか?」
私と剛は、また顔を合わせる。
全く何も考えていないから、何も言えない。

「お姉ちゃん。
昔さ、ジューンブライドに憧れるって言ってたよね?」
「わぁ、6月の花嫁ですか?すごいロマンチック」
美冬と葵ちゃんが助け舟を出してくれた。

「6月か…。いいんじゃない?
中学校の行事も少ないわよね」
と剛のお母さん。

「そうねぇ。
夏帆、保育園の行事もあまりなかったわよね。
気候的にも、暑くもなく寒くもなく、いいと思うわ」
と、私の母。

「かしこまりました。
来年の6月で探してみますね」
と菊池さん。
ノートパソコンをセットして、予約の空き状況を調べる始めた。




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