中距離恋愛
「お待たせいたしました。
6月の第2土曜日が大安でございますが、教会も披露宴会場も空いております。
いかがいたしますか?」
菊池さんがパソコンを見ながら話しかける。

「それで押さえてください」
そう答えたのは剛のお母さん。

「かしこまりました。
では、挙式が10時から、披露宴が11時半からでよろしいでしょうか?」
「はい、お願いします」

菊池さんは話しながらパソコンにデータを入力する。
そして、入力が終わると頭を下げて話し出した。

「では、来年6月12日の土曜日、挙式が10時から、披露宴が11時半から、ご予定を入れました。
改めまして、篠田さま柳沼さまの担当をさせていただきます菊池と申します。
よろしくお願いいたします」

「「よろしくお願いします」」
私たち2家族も、菊池さんに頭を下げた。

「それと、宮本にもアシスタントで担当してもらいますが、よろしいでしょうか?」
菊池さんが宮本さんを見ながら言う。

私は「はい、大丈夫です」と答えようとしたが、それより早く葵ちゃんが返事をした。

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