中距離恋愛
「アシスタント、必要ですか?
菊池さん1人ではダメなんですか?」

葵ちゃんの言葉に、みんなが同じように驚いて葵ちゃんを見た。

菊池さんが静かに返事をする。
「私だけでも大丈夫ですが。
ただ、篠田さまは距離が離れてらっしゃいますので、打ち合わせは柳沼さまがメインになると思います。
その時に、異性の私よりも、同性の方が相談しやすいこともあるかと思いまして…」

(そこまで考えてくれているんだ…)と思ったのは私だけみたいで。
葵ちゃんは、続けて菊池さんに言う。

「大丈夫です。
夏帆さんが打ち合わせに行くときは、私か美冬が一緒に行くようにするので。
ねぇ美冬!」
「うん、そうだね」
「いや、ですが…」
「どうしてもアシスタントをつけると言うなら、宮本さん以外の方でお願いします」

葵ちゃんの言葉に、菊池さんも、宮本さんも驚いている。
もちろん私も!
そして、宮本さんへの葵ちゃんの視線を思い出した。

…そこまで葵ちゃんが宮本さんを嫌う理由は何?

分からなくて、ただただ葵ちゃんの答えを待つ。




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