中距離恋愛
その週は、本当に小暮さんが凛ちゃんの迎えに来た。
時間は5時から5時半くらいに。

クラスの活動は終わり、年少·年中·年長クラスの園児が、ホールで一緒に過ごす時間帯である。
帰りの挨拶は私じゃなく、美咲先生でも、他のクラスの先生でも大丈夫なのに、小暮さんと凛ちゃんは私のところに来る。
他の園児の保護者と話をしているときも、終わるのを待って、私と挨拶をして帰る。

翌週も、同じことが続いた。
さすがにおかしいと思ったのだろう。
水曜日、美咲先生に誘われた。
「夏帆先生。
今日の夜、空いてる?一緒に食事に行かない?」

私は2つ返事でOKし、クリスマス会の準備をしながら美咲先生の仕事が終わるのを待った。

「待たせてごめんね夏帆先生。
えーっと。ファミレスでいいかな?」
「はい、大丈夫です」
「じゃあ近いから、○○にしよう。
夏帆先生、私の車に乗って。帰りも送るからね」
私は美咲先生の車に乗せてもらい、ファミレスに向かった。

ほとんどの先生は車で通勤しているが、私は歩いて通っている。
歩いても15分ほどの距離だ。

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