中距離恋愛
『木·金って、バスケの県大会。会場がそっちなんだ。
引率で行くから、木曜は生徒たちと一緒の宿になるんだけど。
金曜はそのまま残る予定だから、会えないか?』
「いいの…?」
『あぁ。
校長には許可もらってるから』
「分かった。私は大丈夫だよ」
『そっか、良かった』
「うん。楽しみにしてるよ」
『また連絡する』
「うん」

こうして携帯を切った。
来週、剛に会えるのは嬉しいが、気持ちがモヤモヤするのは、小暮さんのことを言わなかったからかな?

でも…
やっぱり心配かけたくない!
それに、私と小暮さんの問題で、剛には関係ないこと…
そう結論を出して、その日は眠りについた。


翌日。
土曜保育の出勤日。
この日はいつもより少し早く8時からの勤務。
土曜日は、園長と主任のほか5人体制で、早番の7時から1人、8時から2人、遅番の10時からが2人となる。
1歳の赤ちゃんから、年長の子まで約20人が、1つの部屋で過ごす。
年長クラスの女の子が、2歳クラスの子に絵本を読んであげるなんて、微笑ましい光景も見られたりする。

< 236 / 317 >

この作品をシェア

pagetop