中距離恋愛
翌日の土曜日は、午前中、バスケ部が体育館を使える。
県大会に向けて、男女共に実践的な5対5を中心の練習をする。
ポジションや実践でのシュート、ディフェンスのカバーからオフェンスのフォローまで、確認することはたくさんある。
8時半から12時まで、時間はあっという間だ。

練習が終わりと、真っ直ぐ帰る。
そして、昨日の残りのカレーを食べた。
食べ終わると同時に携帯が鳴る。

着実は『早瀬大地』

大地から、休日のこんな時間に電話がくるなんて珍しい。
なんの躊躇いもなく通話ボタンを押した。

「もしもし、大地?」
『あぁ。今、話しても大丈夫か?』
「あぁ、平気だよ。
昼も食い終わったし」
『そっか。今日は部活はないのか?
「午前中、練習してきたところだよ」
『ふ~ん。バスケだったよな?』
「あぁ。
来週、県大会でそっちに行くから」
『へーっ。県大会に出場するほど強いんだ』
「まぁな。
今年はいい選手が揃ってるよ」
『じゃあ、楽しみだな。夏帆は知っているのか?』
「あぁ。昨日、電話で話したよ。で、金曜の夜に会う約束したよ」
『そっか。
その時、夏帆は何か言ってたか?』
「いや、特には何も。
…夏帆に何かあったのか?」


< 272 / 317 >

この作品をシェア

pagetop