中距離恋愛
自分の体を支えられなくなり、大地さんにしがみつく。
大地さんは私の腰に手を回して支えてくれた。
と同時に離れた唇。
私は荒くなった息を整える。
そんな私に大地さんが言う。

「夏帆、ごめん…。
やっぱりダメだな、俺。夏帆に合わせるって言ったばかりだけど、本音は今すぐにでも抱きたい。俺のものにしたい。
最近、お前と会うときは理性と戦ってるんだ。今までは何とか理性が勝っていたけど、いつ俺の欲望が勝つか分からない。今はそれくらいまで来てる」

自分の気持ちを正直に話してくれる大地さんに、私はなんと答えればいいのだろう…

「…とりあえずさ。花火大会まで考えておいて。
あと、俺がそういう気持ちでいるってことも分かってて。
これ以上、何もしないように、今日は送るよ。
あっ!手を繋ぐことだけは許せな」

大地さんは私の手を引いて歩き出した。
私は大地さんについて行きながら、これからの交際について、真剣に考えるときが来たと思った。
答えは…半月後には出さないといけない!



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