中距離恋愛
左記に、「夏帆、行ってきな」と言われ、笠井くんの後について行く。
会場を出た笠井くんは、
「ここじゃ知り合いばかりで落ち着いて話せないから」と、連れて来てくれたのはファミレス。
「カフェやバーみたいなところより、柳沼さんはこっちの方がいいでしょう?」
そう言われて頷いた。

「いいの?同窓会、抜けて来ちゃって…」
気になったことを尋ねると、
「大丈夫。
今日、参加したのは柳沼さんも来るって聞いたからなんだ。ゆっくり話してみたくて…。
迷惑だった?」
逆に聞かれた。
「迷惑…ではないけど、笠井くんと話しをしたい人、たくさんいたんじゃない?」
「んー。でもいいの。
俺は柳沼さんと話したいから…」
「……………」
「……………」
「……………」
「柳沼さんって、今、大学生だっけ?」
「うん、短大。3月に卒業するの」
「そっか。
就職は決まったの?」
「保育士の資格をとったから、4月から保育園が決まってるの」
「へぇ、保育士かぁ…。
柳沼さんらしいね」
「ありがとう。
笠井くんは…大学生?」


< 98 / 317 >

この作品をシェア

pagetop