嘘つき姫と嘘吐き王子。
「なんでっ…どうして輝が谷口 世奈なんかと…っ!」
「やだぁっ、なにいってんの輝っ!!」
次々に思い思いの言葉を叫ぶ取り巻きたち。
そんな取り巻きたちに、今で優しーく接してきた佐久間の信じられない発言。
「うるっせぇな、いちいちギャーギャー騒いでんじゃねーよ。もう二度と俺の目の前に来るな」
なんって勝手な男なんだろう。
散々期待させるように優しくして遊んどいて良くそんなコト言えるわ…。
取り巻きたちは泣きながら教室を出て行く。
そして私に向き直り嘘臭い笑顔を向ける。
「考えておいてね」
なんて、そんな一言を残したまま、佐久間は自分の席へと帰った。