お見合いの達人
「すみませんでした。
あいつ何考えてるんだか。
今回お見合いの話が来た時も、
自分に同席させろだの回せだの、
言ってきて、
嫌な思いしてしまわれたでしょう?」
彼とは正反対に、
兄の慎吾さんは、
イケメンの上、
紳士だ。もてるだろうな
何でお見合いなんかするんだろう?
「あの、状況が良くつかめないんですが、
弟さんは私が嫌いみたいですね。」
「いえ、そうじゃなくて、
僕が見合いをすること自体が気に入らないんです。」
「弟さんの反対を知っていながら、なぜ私と?」
「それは……」
いいにくそうに俯く慎吾さんは、
その先を言葉に出来ずにいた。
「いいんです。
別に無理にとは言いません。
私も伯母のお顔を立てるためにお見合いしただけですから、
この話無理に勧めてくださらなくて大丈夫です。」
「あ、いや、
はい、すみません。」
何だこの人も気が乗らないんじゃない。
イケメンだからって失礼だわ。
「じゃあ、私これで……」
お辞儀をして立ちあがると、
「春日さん、失礼ついでにお願いします。
もうしばらくお見合いを続けていただけませんか?」
「どうして、そんなの意味ないんじゃあ?」
「おおありなんです。
そうでないと、この牧場を手放さなければならなくて」
「どういうことですか?」
あいつ何考えてるんだか。
今回お見合いの話が来た時も、
自分に同席させろだの回せだの、
言ってきて、
嫌な思いしてしまわれたでしょう?」
彼とは正反対に、
兄の慎吾さんは、
イケメンの上、
紳士だ。もてるだろうな
何でお見合いなんかするんだろう?
「あの、状況が良くつかめないんですが、
弟さんは私が嫌いみたいですね。」
「いえ、そうじゃなくて、
僕が見合いをすること自体が気に入らないんです。」
「弟さんの反対を知っていながら、なぜ私と?」
「それは……」
いいにくそうに俯く慎吾さんは、
その先を言葉に出来ずにいた。
「いいんです。
別に無理にとは言いません。
私も伯母のお顔を立てるためにお見合いしただけですから、
この話無理に勧めてくださらなくて大丈夫です。」
「あ、いや、
はい、すみません。」
何だこの人も気が乗らないんじゃない。
イケメンだからって失礼だわ。
「じゃあ、私これで……」
お辞儀をして立ちあがると、
「春日さん、失礼ついでにお願いします。
もうしばらくお見合いを続けていただけませんか?」
「どうして、そんなの意味ないんじゃあ?」
「おおありなんです。
そうでないと、この牧場を手放さなければならなくて」
「どういうことですか?」