Queen of the Night
長いブロンドの髪を上げ、花飾りをつけ
ステージにあがる。
もちろん、胸元の刻印を隠して。


「おぉー!美人さんだ!」


「可愛い、あの子。」


「私のアシスタント”リディア”です!」


あたしは一礼する。


「では、始めたいとおもいます。
さぁ、タネも仕掛けもないこの箱にリディアに入ってもらいます!」


あたしは、アルヴィスの差し出された手に自分の手を置き、箱に誘導される。


「では、この箱から出られないように鎖をつけていきます!」


がっちり巻かれた鎖。
あたしは真っ暗な箱の中にいる。

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