Caught by …
†
「…はぁぁ」
もう何度目か分からないけれど、自然と出てしまうため息。せっかく、カフェで美味しいコーヒーを飲んでまったりしていても…やっぱり…。
「…はぁ」
「今ので、16ね」
一人だったはずなのに、近くで声が聞こえてびっくりする。あちこちを見渡してから、ゆっくり振り向くと…
「ベッテ…?それにアンネまで」
私の後ろの席で、二人が一緒に座っていた。けれど、二人とも自分のカップとソーサーを持つと、私の席に移動してくる。広げていた教科書やノートは、勝手に端に追いやられてしまった。
「なぁに?あなたがそんなに分かりやすく、ため息ばっかりするなんて珍しい」
右隣に座るベッテが訝しげな目を向ける。
「…まさか、トムとケンカでもした?」
左隣のアンネは心配げに顔を覗き込む。
対して、私は二人の質問に首を横に振るしかない。事実、どちらも的外れだから嘘はついていない。
「でも、何もないのに一人、カフェで16回もため息なんてつかないでしょ?」
「確かにね。それに、そのちょっと悩ましげでセクシーなため息のつき方は…」
「あ!アンネも思ってた?私も少し疑ってたの。…だけど、セシーリアが……ねぇ?」
二人の容赦ない視線は私を落ち着かせないのに、話している内容もなんだか怖い。
だいたい、授業が終わってすぐにこのカフェに入って勉強していた私の後ろにいつから居たのだろう?まさか、初めから?
「…はぁぁ」
もう何度目か分からないけれど、自然と出てしまうため息。せっかく、カフェで美味しいコーヒーを飲んでまったりしていても…やっぱり…。
「…はぁ」
「今ので、16ね」
一人だったはずなのに、近くで声が聞こえてびっくりする。あちこちを見渡してから、ゆっくり振り向くと…
「ベッテ…?それにアンネまで」
私の後ろの席で、二人が一緒に座っていた。けれど、二人とも自分のカップとソーサーを持つと、私の席に移動してくる。広げていた教科書やノートは、勝手に端に追いやられてしまった。
「なぁに?あなたがそんなに分かりやすく、ため息ばっかりするなんて珍しい」
右隣に座るベッテが訝しげな目を向ける。
「…まさか、トムとケンカでもした?」
左隣のアンネは心配げに顔を覗き込む。
対して、私は二人の質問に首を横に振るしかない。事実、どちらも的外れだから嘘はついていない。
「でも、何もないのに一人、カフェで16回もため息なんてつかないでしょ?」
「確かにね。それに、そのちょっと悩ましげでセクシーなため息のつき方は…」
「あ!アンネも思ってた?私も少し疑ってたの。…だけど、セシーリアが……ねぇ?」
二人の容赦ない視線は私を落ち着かせないのに、話している内容もなんだか怖い。
だいたい、授業が終わってすぐにこのカフェに入って勉強していた私の後ろにいつから居たのだろう?まさか、初めから?