天空のエトランゼ{Spear Of Thunder}
光が切り裂かれた瞬間、アマテラスは、目を見開いた。

「そんな…魔王の分身であり、安定者であるあたしがああ!」

気付いた時、アルテミアは目の前にいた。

横凪ぎに払った剣が、足を切った。

「お前には、負けない」

アマテラスの腹の口が、大きく開き、アルテミアを飲み込もうとする。

アルテミアは身を屈めると、アマテラスの股下から、ライトニングソードを思い切り、上に切り上げた。

剣先は股から、腹の唇を切り裂き、アルテミアは一度抜くと、顔面に突き刺した。

そして、ライトニングソードを回転させ、ドリルのようにして、貫いた。

「馬鹿な…」

穴が開いた顔から、血が吹き出しながら、アマテラスはふらふらと後ずさる。

そして、後ろにある防衛軍本部の横にある奈落の底へ、落ちていった。



アルテミアは、肩膝を突き、激しく息をした。

「何とか…勝てた」

しかし、アルテミアに休んでる暇はない。

アルテミアは立ち上がり、ライトニングソードを見つめた。

「真実を突き止めないと」

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