天空のエトランゼ{Spear Of Thunder}
マリーの手に、氷でできた長細い長剣が出現する。
その長剣の先が、カイオウの首筋に突きつけられた。
「あたしが、あの子に負けると」
「いえ…違います」
マリーは、剣を横凪に払った。
すると、カイオウの鎧の右の肩当てが、切り取られた。
「いえ。違います…それは、私のことです」
マリーは、目を見開いた。
「そうだったな」
肩当てがなくなった右肩を、マリーは見つめると…長剣は蒸発した。
ダイヤモンドよりも固い屈強な体躯に、消えようのないほどの深い傷跡が…残っていた。
「この傷は…天空の女神の母親…ティアナにつけられたものです」
魔族の中でも、最高位にいる7人の騎士団長の1人…カイオウ。
そのカイオウを、全く寄せ付けないほどの強さだったという…アルテミアの母、ティアナ。
マリーは、カイオウに背を向けると、
「あたしは、お前とは違う」
そう言うと、黒い蝙蝠の羽を広げると、
ビルの屋上から、飛び立った。
どこに向かうでもなく。
その長剣の先が、カイオウの首筋に突きつけられた。
「あたしが、あの子に負けると」
「いえ…違います」
マリーは、剣を横凪に払った。
すると、カイオウの鎧の右の肩当てが、切り取られた。
「いえ。違います…それは、私のことです」
マリーは、目を見開いた。
「そうだったな」
肩当てがなくなった右肩を、マリーは見つめると…長剣は蒸発した。
ダイヤモンドよりも固い屈強な体躯に、消えようのないほどの深い傷跡が…残っていた。
「この傷は…天空の女神の母親…ティアナにつけられたものです」
魔族の中でも、最高位にいる7人の騎士団長の1人…カイオウ。
そのカイオウを、全く寄せ付けないほどの強さだったという…アルテミアの母、ティアナ。
マリーは、カイオウに背を向けると、
「あたしは、お前とは違う」
そう言うと、黒い蝙蝠の羽を広げると、
ビルの屋上から、飛び立った。
どこに向かうでもなく。