佐倉城竜伝説
第2章 戦いの始まり
勇達は虹玉の外へと帰って来た。

咲「麗さん。」

麗「何でしょう。」

咲「さっきの白竜さんの話、もしかして、黒龍の愛する彼女って白竜さんの事ではないんですか?」

麗「分かりましたか、その通りです。」「黒龍と白竜は愛し合っていました。」

麗「白竜さんは、自ら虹玉の鍵となったのです。」「それを黒龍は大竜王様が白竜に命令をし無理矢理虹玉の鍵にしたと思い、それを怨み大竜王様に復讐する事にした。」

咲「でも白竜さんは、黒龍にその事を伝えればいいじゃないの。」

麗「黒龍に伝えるには、虹玉の外に出なければなりません。」「白竜さんが虹玉の外に出れば、虹玉の鍵が開いてしまい、中にいる竜達が外に出てしまい、またあの時と同じ争いが、始まってしまいます。」「だから、白竜さんは、黒龍に伝える事が出来ないのです。」

咲「でも、それじゃ白竜さんがかわいそう。」

麗「それに黒龍の心を操る奴が、餓鬼と言う鬼がいるのです。」
「餓鬼は地の底にいる鬼、その餓鬼が地上を自分達の物にしたい、そして黒龍の心を操り、この虹玉を狙っているのです。」







< 37 / 70 >

この作品をシェア

pagetop