不器用な初恋~俺は君のことが好きだ~



「ねえ凛」

「うん?」

「やっぱり藤倉君いいよね」

千恵がしみじみと

「何、言ってんのよ」

「うん。今ね藤倉君見て本当に凛が好きなんだなって」

「えっ?」

千恵は何を根拠にそんなことを?

「凛と悟が楽しそうに話してたじゃない」

「うん」

「それに気づいた藤倉君さぁ、何か可愛かったのよね」

「可愛かった?」

涼君が?

「うん。凛を見て凄く嬉しそうな顔になってさ。悟とふざけてるとちょっと羨ましそうなってのかな?そんな顔に変わって凛が藤倉君に気づいてニコッてしたら少し顔を赤らめてまた嬉しそうな表情になったのよ。フフフ…可愛いったらありゃしない」

「……」

「ま、凛も真面目に考えてあげてよ」

「う、うん」

「じゃあまた明日ね」

「バイバイ」

千恵と別れて

涼君…

本気で私のことを好きなの?


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