不器用な初恋~俺は君のことが好きだ~
それから俺達は昨日のことを校長達に話し解放されたのは10時を回っていた。
部長が
「どうする練習?お前等も疲れてんだろ?今日は休んでもいいぞ」
確かに練習に戻れば他の部員に何事か聞かれる。
でも今日休んでもどっちみち聞かれることは間違いない。
「出ます。藤倉、尾崎も」
千葉先輩も同じことを考えたに違いない。
「はい」
「俺達も」
「うん、分かった。だが他の奴等に話すことはないから」
「はい」
「よし」
部長が先に校長室を出て
「水島さん、大丈夫?」
水島先輩の担任が心配そうに
「はい、大丈夫です。本当にご迷惑をおかけしました」
みんなに頭を下げている。
先輩…
誰も『迷惑』だなんて思ってません。
片桐先輩もそう思ったんだろう。
「凛」
立ち上がって水島先輩を抱き寄せている。