【完】ワガママクイーン
今日の生徒会の仕事は少なかったので
早めに終わったが、俺と百合愛と斗真は
生徒会室に残っていた。



「う~ん・・・」



俺は唸り声を上げながら
宿題と睨めっこしていた。


いま、俺たちは生徒会室で宿題をしていた。


「なによ?またわからない所でもあるの?」



「ま、まぁ・・・」



「どれ・・・?」



そう言いながら俺の手元を覗き込んできた百合愛に
俺は少しドキッとした。


「こんなのもわからないの?」



うっ・・・


「はい・・・」



「まったく・・・。なんでこんな簡単なのも出来ないの?」



こういう所がなければもっとモテるだろうに・・・



「はい。すいません・・・」



俺は渋々答えた。



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