【完】ワガママクイーン
「百合愛ちゃん、俺もそこわかんない・・・」



「まったく!!あんたたちは・・・!!
全然私の宿題が終わらないじゃないの!」



「で!でもさ!今日の宿題なんかいつもより多くないか!?」



俺は逃げるように言った。



「たしかになー・・・」



斗真が同意した瞬間に百合愛も
確かにといった感じで頷いた。



「しょうがない!明日土曜日だし、私の家に来なさい!
勉強、教えてあげるから!」



「え!?」



俺は意味がすぐにわからなかった。



「な、なんで?」



「だから、あなたたちの頭を鍛え直すのよ!」



「は・・・はぁ・・・」




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