【完】ワガママクイーン
「花梨!こんなところにいた!もう帰るぞ!」



「お兄ちゃん!あ、お兄ちゃんが来たから帰るね?
また遊ぼうね!」



「・・・。うん!」


私はお兄ちゃんと一緒に家に帰った。


しかし、数日後何度その公園に行っても
彼の姿はなかった。



「なんか・・・。不思議な思い出だなぁ~」



もしかして、お化けだったのかな!?


そんな冗談を自分の頭の中で考えて笑った。


お兄ちゃんが誰を好きでも私には関係ない!


そう頭の中で再生すると、なんだか吹っ切れた気がした。



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