【完】ワガママクイーン
「優のこと、好きじゃないの?」


「え!?な!なんでですか!?私一応兄妹なんですなんですよ!?」


「そんなの知ってるよ?ただ、嫉妬とかしないのかなー?って」


「そ、そりゃあ・・・少しはしましたけど・・・
兄妹だし・・・」


「そっか、成長したね?
昔は兄妹は結婚できないことを知って大泣きしてたのにね?」


「え!?な!?なんで知ってるんですか!?」


何故、学先輩がそのことを知っているのか
私はますます驚いた。



「さぁ?なんででしょう?」

学先輩は不敵な笑みを浮かべた。


「も!もしかして!ブランコの男の子!?」


「ぶ、ブランコの男の子って・・・
まぁ、そうだけど・・・」


学先輩はブランコの男の子という名前に
少し違和感をもったようだった。


「同い年だと思ってました!
あと、幽霊とも・・・」


「え?幽霊・・・!?」


「だって・・・!あのあと、あの公園に行っても
全然会えなかったから・・・!」


「まぁ。俺、そのあとにこの街に引っ越してきたから」



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