【完】ワガママクイーン
今日も、俺たち生徒会メンバーは
仕事を黙々と続けていた。

仕事も慣れてきたな、もう12月か
転校してきてから、結構経つのか?
そうでもないか・・・?

ピロリン!

俺のケータイからメールの着信音が鳴った。

あ・・・

俺は一旦作業を止めてケータイを開いた。

【優!この前偶然会えてホント嬉しいよ!
それでさ、今度の日曜日空いてるかな?
空いてたら一緒に買い物に付き合って欲しいな!
返事ちょうだいね!!】

今度の日曜日か、空いてるか・・・


でも・・・

俺はすぐに返信のメールを打った。

【お互いもう付き合ってるわけじゃないんだから、
悪いけどやめとくよ。】


送信。


俺はメールを送信するとケータイを机に置き
止めていた作業を再開した。


しかし、作業を再開した途端
すぐに奈緒からメールの返信が帰ってきた。

【いいじゃん!
付き合ってなくても友達だよ!
遊びに行くくらいいいでしょー?】

はぁ・・・


もう断るのも面倒になったので了承のメールを送った。


【じゃあ11時に駅前で待ち合わせねー!】


すぐまた返事が返ってくる。


【わかった】


俺もそれだけ送ると再び作業を始めた。

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