【完】ワガママクイーン
俺が俺様キャラになると決意した数日後
丁度いい具合に運命は巡ってきた。


新しい制服を着て新しい高校に着いた。


俺は親の転勤で珍しい高校の転校をした。


まさに新たな高校デビューに俺様キャラデビューにピッタリだ!



今までの俺を知らない人になら
堂々と俺様キャラを見せ付けられるからだ。



俺は自分の新しい教室2-A組の前にいた。



まず、俺様キャラは大体クール・・・よし!

俺は小さくガッツポーズをしてホームルーム中の教室に入った。



黒板の前に立ち、先生に言われ自己紹介を始める。



「白銀 優・・・よろしく・・・」


俺はすこし小さな声で言った。



クールな感じに言えたか・・・?



すこし不安に思っていたが
クラスメイトの拍手ですこし安心した。

特に、女子の拍手の仕方が少しオーバーだったので
やっぱり、クールな俺様キャラはモテるのだと確信を持った。



しかし、そんな中一人だけ周りとは違う視線で
俺を見つめる女子がいた。



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