【完】ワガママクイーン
「光輝先輩ってシスコンなんですか?」


俺はさっきまで思っていた事を聞いてみた。



すると光輝先輩が俺の方を向くと
不思議そうな顔で。


「それが・・・どうした・・・?」



「え・・・いや・・・。
じゃあなんで百合愛に対してあんな態度を・・・」



「あ?お前今、百合愛のこと呼び捨てにしたな!?」



「え・・・あの・・・」



「いいか!?百合愛の事を下の名前で読んでいいのは
俺と俺たちの家族!それと女友達!そして斗真だけだ!」



「な!光輝先輩とか百合愛の家族と
百合愛の女友達はわかりますけど、なんで斗真が入ってるんですか!?」



俺は斗真に指をさして言い返した。



「斗真は百合愛の結婚相手だからなぁ!」



「え・・・ええぇぇぇーーーーー!!」


「ちょ、ちょっと勝手に決めないでくださいよ!
ゆ、優!間に受けなくていいぞ!」



斗真が必死に否定した。



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