Love Game
「れ、漣…だ、駄目だってば」
いきなり漣が私を抱きしめた。
「なんで?」
「なんでって…みんな戻ってくるじゃない」
ここは事務所の会議室なんだよ。
「ちょっとだけ…逢いたかった」
頭の天辺にキスを。
「マンションに戻れないの?」
「ん。一週間くらいはホテル暮らし。それも矢野さん付き」
「えっ?」
マネージャー共々ですか。
「あぁ。ホテルにマスコミ来た時の為」
「本当に大変ね、漣も矢野さんも」
それに絵梨香ちゃんも。
「そんな他人事みたいに言うなよ」
「あ、ごめん」
「暫く逢えないんだぜ。俺だけなら瑞希にホテルに来てもらえるけど」
「漣」
「ん?」
「我が儘言わないの。矢野さんも絵梨香ちゃんと会えないんだよ 」
「……」
「ね?」
「そうだな」
「うん。さ、もう離して」
「瑞希…冷たい」
髪を櫛梳ってるし。
「漣」
「分かった。だけどこれくらいはいいよな」
唇を激しく押しつけられた。