破滅の魔導師
「おい。カグラ」
後ろから男の声がした
「ん、あぁユウヤじゃんっ」
ユウヤと呼ばれた男は黒い髪に高い身長。切れ目な目は確実に私をみていた。
「誰だお前」
『は?人に名前聞くときは自分からでしょ』
ほんと、常識でしょーよ
「フッ、俺はユウヤ。カグラの幼なじみだ」
なぜ、最初笑った
意味が分からないな
「お前は」
『私は、ユラ。A組だ』
「へぇ」
「…」
「…」
いや、お前が聞いてきたんだから喋れよ。
なんなのマジこいつ
すべてが無だな
「ちょっとユウヤ!ユラちゃんとせっかくお話してたのになによぉ」
頬をプクッと膨らませて怒るカグラにユウヤは微笑んだ