エリート同期のプロポーズ!?
ひとしきり笑って満足したのか、絢斗君がハンカチで、涙を拭いながら何かをスーツのポケットから取り出す。


「はい、これ」


……それは、泉商事の社員証。カードに、ICチップ入り。


「あ、あとこれも」


免許証。あの、誰もが前科持ちのように写る証明写真も、爽やかにきまってる。


まるで、芸能人の宣材写真のよう。


「えーと、あとは……」


「あ、もういいもういい」


「何でよ?偽装かどうか、よく見ないと」


楽しそうに言う絢斗君。


……あれーーー?


本物……なんだ?
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