エリート同期のプロポーズ!?
志帆が、さっきのかわいらしい表情とは真逆の顔つきで、にやにやしながらこっちを見てる。


「……織姫と彦星は、ダイヤモンドの川を乗り越えて結ばれる、みたいな」


「いや。ちょっと意味わかんないんだけど」


「だって、もうすぐでしょ?決心したの?」


……そう言えば、絢斗君を信じる、なんて志帆の前で言った気がする……。


「決心、て言うほどでもないけど……」


なんとなく俯いてしまう。



そうだ。


あの時は、あたしと同じ辺りで悩んでいた志帆が自分の力で幸せを掴んだ。


飛び込む勇気。


志帆は、思いがけないくらい年下君のアプローチに応えて。


あたしは……
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