エリート同期のプロポーズ!?
「ご機嫌……ごくごく普通です」


「と、申しますと?」


央が、重そうな袋を横に置いて、座り込む。


「……だから……」


とっさに、思う。


央が、絢斗君から、あたしを奪ってくれたら。






あたしが、この『お付き合い』に不安が残っていること。


正しい選択をした気がしないこと。


幸せかどうかよく分からないこと。


そのことを話したら…………どうなる?



そんな男のところに行くな、俺が幸せにしてやる……とか言ってくれちゃう?


いやいや、それもまずいよね、だって央には沙耶香ちゃんがいるんだし。


でもでも、だけど。


2年も前の事が頭をよぎる。


央は、あたしを、どん底から救ってくれる大切な人。



……今のあたしは、どん底どころか世間的には頂点なはずなんだけど。


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