エリート同期のプロポーズ!?
今までの和やかな空気が、変に緊張したのが分かる。


そんなヘビーなことなのかな??


「あー……そうだよなぁ……」


絢斗君は、真っ直ぐ前を向いたまんま。


そりゃ、運転中だから当然なんだけど……。


変な感じ。


「俺もね、李花ちゃんと同じ、四人家族だったんだ」



……だった、って。


なんで過去形?


「父親と、母親と、俺と、弟」


「うん」


「で、俺が小さい頃、両親は離婚して。

俺は父親と、弟は母親と暮らすことになって。

だから、二人っつーか、四人っつーか……」


「離れていても、家族ってことに変わりはないんじゃないの?」


「いや、両親離婚してるんだっての」


でも……でもさ。


血は繋がっているわけだし。


弟さんと絢斗君が、兄弟だってことは、バラバラに暮らしていても変わらない事実なわけだし。


それは、お母さんにも同じことが言えるわけで……。
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