エリート同期のプロポーズ!?
「……うん、うん……違う違う、逆!反対側のビルだって!!…………うん、はーい、はい頑張ってねー!!」


志帆が会話を終える。


「……ねぇねぇ、今の誰?」


「え?あ、央。仕事終わったんだってー」


「なんだ、央かぁ。思ったより早かったねー!て言うかまた道に迷ってんの?」


「そーみたい、全然違うビル入って『スナック美幸、だっけ今日?』とか言ってんの」


「あれでよく、営業務まってるよねー。て言うかスナック美幸!!!」


志帆と摩耶の会話を聞きながら、ふと違和感を覚える。


央……なんでこのビアガーデンの場所がわかんないの??


この間、沙耶香ちゃんと来てたよね??


あれ?


……まぁ、方向音痴の人は行ったことあっても平気で間違うもんね……。


「志帆、ビアガーデンだって言わなかったの?」


思わず聞いてしまう。


「言ったよー、そしたら、夏の風物詩だな、とか、はしゃいでたくせに普通のビルに入り込むとか謎過ぎる!」
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