エリート同期のプロポーズ!?
*11*

*****


どうして、そんなことを?と聞かれたら。


寂しかったから、と答えると思う。




あたしは気がついたら絢斗君に


『会いたい』


と連絡をしていた。


仕事で忙しいのは知っているけど。


だけど、あたし達、恋人同士なんだし。


何もおかしいことはない。


返信を待つ間、ベンチに座って考える。



……少しずつ好きになってはいたけれど、こんなに強く会いたいと思ったことはない。


誰かに必要とされたいという気持ち。


どんな形であれ、央に必要とされなかったから、絢斗君で埋め合わせようとしている……とは思いたくない。


そうじゃなくて、あたしはちゃんと絢斗君が好き。


絢斗君も……あたしが好き。


だから、付き合ってるんだよね?


付き合って1ヶ月以上経つのに、そんなことを今更考えている自分に、笑っちゃう。


初めて付き合う中学生じゃないんだから。
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