エリート同期のプロポーズ!?
「会ってはいるけど……昔は正直、羨ましいと思ってたねー。

同じ時に産まれたのに、片や母親と貧乏ながらも楽しく暮らして、とか考えると……」


ん???


同じ時に産まれた??


「絢斗君、弟さんといくつ違いなの?」


絢斗君が心底驚いた、という顔であたしを見る。


「俺、双子なんだけど……言わなかったっけ?」


「へ?き、聞いてない……」


「いやー、言ってないっけ?俺の自分ヒストリーの中で結構重要だから、必ず女の子には話すんだけど」


「え?」


「ドラマチックだろ?双子が、ばらばらに育つなんて。女の子そういうの好きじゃん」


「……嘘なの?」


「俺そこまで悪どくないよー、事実だから大いに活用させてもらってきただけ」


さらっと言ってますけど……なんだか複雑な気持ち。
< 289 / 376 >

この作品をシェア

pagetop