エリート同期のプロポーズ!?
どういうこと?


そして、何故それをわざわざ今あたしに伝えるの?


「なん…………」


言い終わる前に、絢斗君が立ち上がる。


「庶民派ご飯のお礼……なーんて」



この間は、あんなに大切に扱ってくれたのに、また前に戻ってしまったみたい。


そう思うと、身体がぞくっとした。


笑っていた絢斗君が、急に心配そうな顔であたしの頬に手を添える。


「ごめん。調子に乗りすぎた」


「……だいじょぶ、だけど……」


「元カノの話とか、無神経だよね、ごめん」


そんなんじゃない。


そんなことは、どうでもいい。


そうじゃなくて、ただ、絢斗君が……


「そんなに怖がらないで」


そう、何だか絢斗君が、怖い。
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