エリート同期のプロポーズ!?
ぼす、っという後頭部への衝撃と共に


「惜しかったなーーーーってか?」


央の声が背後から降り注ぐ。


「痛いんだけど……。別に惜しくないし」


「だって泉商事だよ?」


「何言ってんの、今更。

今までの流れ、お伝えしましょうか?」


そんなおふざけよりも、何よりも……。


「ねぇ、聞きたいことが山ほどあるんだけど」


「俺もあるんだけど、じゃんけんする?」


央は、たった今まで真剣な話をしていたとはとても思えない、いつも通りの感じで。


逆に面食らってしまう。


あたしが聞きたい話は、そんなに楽しいものじゃない。


絢斗君の話は済んでも、央の話はこれからな訳で……。
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