エリート同期のプロポーズ!?
「あたしも、央の事が好き」


放った言葉が、宙に舞う。


央がびっくりした顔であたしを見てる。



「……やけくそ的な?

いーよ、俺、絢斗の代わりでも。劣化版って感じだけど、似てるとこもあるし」


……違う違う。なんでそーなるの。


もういいや。ついでに引っ掛かってた事、聞いちゃおう。


「皆で行ったビアガーデンの帰り、全力であたしの誘い断って走り去ったじゃない?」


「……なんか、あのまんま、二人で会ったら自制心働かなくなりそうだったから……」


……何それ。


だけど、こうやって二人でベンチに座って、″答え合わせ″をしていると。


今までの色んな事が思い出されて……。


幸せな気持ちになる。



泣いていた過去のあたしに教えてあげたい。


ちゃんと幸せになれるよって。




「あの約束に、あたし随分助けられてきたんだけど……あれ、無効ね」


ベンチから、ひょいと立ち上がる。


「あと8年も、待てない」


央と、目があって、笑い合う。


「だよなー、俺もいつまでピチピチでいられるかわかんねーし」


「いや多分それあたしの台詞だし……」
< 371 / 376 >

この作品をシェア

pagetop