片恋《涙》短編
彼女になる見込みがないって分かってても、好きで



親友だと、頼ってくるアイツをちゃんと突き放せなくて



このままの関係なら、傍に居られるけれど…苦しい



「姫乃ー!!待ってよ!!」



追いかけてくんなよ



『彼女から、勘違いされるよ?』



「なんで?友達じゃん」



ズキズキ…



「姫…」



不意に涙が出た



“友達じゃん”



分かってる…



でも…



『痛い…』



胸を押さえて、涙をこぼす私に心底驚いた顔をしている



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