やさしい手のひら・後編
「パリから帰ったらさ・・・」
いつもとは違って真剣な顔で新くんは私を見た
「どうしたの急に真剣な顔して」
「親父達に会わないか?」
「新くんのお父さんとお母さんに?」
「そう」
「ほんとどうしたの?」
「もう付き合って3年だろ」
そう3年も一緒にいる
「う・・・ん」
「そろそろいんじゃねぇかって・・・」
そろそろ?何を?
「結婚・・・しないか?」
あまりにも突然で口が開いたまま私は立ちすくんでいた
これはプロポーズ・・・なんだよね?
頭の中が混乱している
「嫌か?」
私はびっくりして黙ってしまっていた
「嫌なのか?」
「ごめん。・・・びっくりして」
だってこんな突然言うから・・・
「本当に・・・私で・・・いいの?」
「当たり前だろ」
嬉しくって、びっくりして胸が熱くなって鼻がツーンときている
「嬉…しい」
「泣くことねぇだろ」
「だって・・・驚かすから」
「ごめんって言うから駄目だと思った」
新くんは深呼吸をして
「よかった」
そう呟いた
結婚のことなんて一度も口にしたことなかったし・・・まだまだ先のことだと思っていた
私はまだ信じられなくて
「ほんとに私で・・・」
「ンッ」
しゃべっている途中で口を封じられた
「お前の他に誰がいるってよ」
「だって嘘みたいで・・・」
「俺はずっと考えてたよ。もう何年もな」
フッと笑ってタバコに火を付け、照れ隠しなのか窓の方を見ていた
いつもとは違って真剣な顔で新くんは私を見た
「どうしたの急に真剣な顔して」
「親父達に会わないか?」
「新くんのお父さんとお母さんに?」
「そう」
「ほんとどうしたの?」
「もう付き合って3年だろ」
そう3年も一緒にいる
「う・・・ん」
「そろそろいんじゃねぇかって・・・」
そろそろ?何を?
「結婚・・・しないか?」
あまりにも突然で口が開いたまま私は立ちすくんでいた
これはプロポーズ・・・なんだよね?
頭の中が混乱している
「嫌か?」
私はびっくりして黙ってしまっていた
「嫌なのか?」
「ごめん。・・・びっくりして」
だってこんな突然言うから・・・
「本当に・・・私で・・・いいの?」
「当たり前だろ」
嬉しくって、びっくりして胸が熱くなって鼻がツーンときている
「嬉…しい」
「泣くことねぇだろ」
「だって・・・驚かすから」
「ごめんって言うから駄目だと思った」
新くんは深呼吸をして
「よかった」
そう呟いた
結婚のことなんて一度も口にしたことなかったし・・・まだまだ先のことだと思っていた
私はまだ信じられなくて
「ほんとに私で・・・」
「ンッ」
しゃべっている途中で口を封じられた
「お前の他に誰がいるってよ」
「だって嘘みたいで・・・」
「俺はずっと考えてたよ。もう何年もな」
フッと笑ってタバコに火を付け、照れ隠しなのか窓の方を見ていた