光のもとでⅡ
会議が終われば桜林館に場所を移して入学式の準備。
桃華さんは壇上に飾られるお花をいけていて、男子は椅子を並べる作業。私と嵐子先輩は、十数種に渡るプリントを一部ずつ綴じていく作業。
桃華さん以外の人は単純作業と言えるものだった。
横長のテーブルにプリントを並べ、一枚ずつプリントを手に取ってホチキスで綴じていく。流れ作業でそれを続けるため、黙々とテーブルの周りを回っていた。
……付き合うってどういうことを言うのかな。
サザナミくんに言われた言葉が気になって、会話が終わってからもずっと考えていた。
「付き合うって……どういうことだろう?」
口をついた言葉に嵐子先輩が大きな反応を示す。
「ちょっ! 翠葉っ、恋バナっ!?」
「えっ?」
「だって今っ、付き合うって言わなかったっ!?」
「あ……えと、付き合うってどういうことをいうのかが知りたくて……」
「それって対象は司だよねっ!?」
桃華さんは壇上に飾られるお花をいけていて、男子は椅子を並べる作業。私と嵐子先輩は、十数種に渡るプリントを一部ずつ綴じていく作業。
桃華さん以外の人は単純作業と言えるものだった。
横長のテーブルにプリントを並べ、一枚ずつプリントを手に取ってホチキスで綴じていく。流れ作業でそれを続けるため、黙々とテーブルの周りを回っていた。
……付き合うってどういうことを言うのかな。
サザナミくんに言われた言葉が気になって、会話が終わってからもずっと考えていた。
「付き合うって……どういうことだろう?」
口をついた言葉に嵐子先輩が大きな反応を示す。
「ちょっ! 翠葉っ、恋バナっ!?」
「えっ?」
「だって今っ、付き合うって言わなかったっ!?」
「あ……えと、付き合うってどういうことをいうのかが知りたくて……」
「それって対象は司だよねっ!?」