光のもとでⅡ
「あ……そういうわけではなくて、ただどうなれば付き合っていることになるのかな、と思って……」
「そりゃーお互いが好きってわかったらじゃない?」
お互いが好きってわかったら……?
そういえば、朝陽先輩が告白してきた人に「ありがとう」と答えるとそういうことになると言っていた。
でも――二月二日、私は好きと伝えたけれど、ツカサから「ありがとう」は言われていない。返事というか、言葉はとくにもらわなかった気がする。
ただ、ぎゅっと抱きしめてくれた。好きと言うたびにキスをしてくれた。それだけ……。
言葉はなくても気持ちは通じたような気がした。でも、それでは付き合うということにはならないのだろう。
「翠葉は司と付き合うことになったんじゃないの?」
「……それはどういう基準を満たせばそうことになるんでしょう?」
「基準って……。だって、司ったらずっと翠葉のところにお弁当食べに行ってたし」
「そりゃーお互いが好きってわかったらじゃない?」
お互いが好きってわかったら……?
そういえば、朝陽先輩が告白してきた人に「ありがとう」と答えるとそういうことになると言っていた。
でも――二月二日、私は好きと伝えたけれど、ツカサから「ありがとう」は言われていない。返事というか、言葉はとくにもらわなかった気がする。
ただ、ぎゅっと抱きしめてくれた。好きと言うたびにキスをしてくれた。それだけ……。
言葉はなくても気持ちは通じたような気がした。でも、それでは付き合うということにはならないのだろう。
「翠葉は司と付き合うことになったんじゃないの?」
「……それはどういう基準を満たせばそうことになるんでしょう?」
「基準って……。だって、司ったらずっと翠葉のところにお弁当食べに行ってたし」