ルージュのキスは恋の始まり
「一体どういう事だ?」

「俺はあんたの娘とは結婚しないと言ったはずだ。俺の大事なものを傷つけたんだ。それ相応の報復を覚悟しろ」 

 今度は西園寺に向かって週刊誌を投げる。

 その週刊誌の表紙を見れば、中に何が書かれているかは見当がつくだろう。

「阿藤奏多・・会員制クラブでの夜と黒い繋がり・・・・」

 表紙の文字を読み上げる西園寺の顔が一瞬強ばる。

「あんたもその会員制クラブの常連だろう?いいか、次にあんた達が俺や俺の大事なものに近づけば、今度はそこにあんたの名前が載るぞ」

「・・・何の事かわからんな」 

「とぼけるなよ。出版社に圧力かけようなんて思うな。その時は、あんたと娘のヤバイ写真をネットに流す。1度ネットに出てしまえば回収は出来ないからな」

「・・・・」
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