ルージュのキスは恋の始まり
「・・・・後悔しても知らないよ。私、浮気は許せないし・・・・。独占欲強いと思うし・・・・」

「バーカ、浮気前提で結婚するかよ」

 玲王が前みたいに私の頭を軽く小突く。

「他の女なんて眼中にないから安心しろ」

「でも・・玲王モテるから心配」 

「欲しいのはお前だけだ、美優」

 真剣な眼差しでそう言うと、玲王は私に口づける。

 とても優しいキスだった。

 玲王の気持ちが伝わってくる。

「独占欲強いのはお互い様。今度寝言で他の男の名前言ったら、罰としてキス10回」

「他の男の人の名前なんて言わないよ」

 私はすかさず否定したけど、玲王は何か思い出したのか急に不機嫌な顔になった。

「前に大河の名前言ってたぞ」
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