ルージュのキスは恋の始まり
「・・・・大河は家族だよ」

「それでも同じ男だから妬けるんだよ」

 ムスッとした表情で言って、玲王はまた私に口づける。

 唇から顎へ、それから鎖骨へ・・・・。

 玲王の頭が段々下がっていく。

「・・・玲王待って!百合ちゃんが帰ってきちゃう」

 玲王の頭に手を当てて止めようとするが、彼は顔を上げると悪魔のような微笑を浮かべ言った。

「問題ない。今日は俺達の貸し切りだと」

 貸し切りって?

 百合ちゃん、どういう事?

「ついでに俺も無期限で貸し切り。家事もこなすしお買い得だろ」

 玲王はニヤリと笑うと私の首筋を甘噛みする。

 甘いしびれが私を襲う。

 私がフウっと吐息をもらすと、玲王は笑った。
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