元殺し屋と、殺し屋
「そのためには、アリサ・・・お前が必要だ」
「あたしが・・・?」
「どうなるか楽しみだな・・・」
俺は踵を返した。
停めておいたバイクへ乗り、急いで遥華港が見渡せる道路へ再びバイクを停めた。
そこから双眼鏡で覗くと、アリサはどこかへ電話をかけていた。
俺の、思い通りだ。
ダークを心から信じているアリサは、きっとダークへ電話をかけるはず。
人の先の行動を読むのは、得意だ。
今度は銃を用意し、スコープを片目で覗く。
暫くし、誰か少女が現れた。
・・・ダークだ。
あの黒い服・・・忘れはしない。
レンナを殺した・・・悪魔の服装も、顔も。
俺は十字架を、アリサの頭に向ける。
ダーク・・・思い知れ。
大切な人を奪われる気持ちを!
その哀しみを!
苦しみを!
思イ知レ!!